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トラベルライター仕事の取材事情。

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6月はレギュラーの仕事の合間に鎌倉を巡ろうと思ってます。来年以降、記事にできればいいなーとあじさいを撮ってる最近(^^)

 

さてさて、数年前から始めた旅行サイトの記事制作。

 

ライター的な仕事はずっとしてるんですが、旅行って分野は未経験だったので、いまだに時々キョドりつつ取り組んでます。というわけで今日は、取材事情について書いてみようかと。


まず、掲載するお店や施設に、事前に取材を申し込むかどうか。

「取材させてください」って事前に申し込むかどうかは、半々くらいです。

事前に申し込むのは、たとえばこんなとき。
・混んでそうなお店で、店内写真が撮りたい場合(事前に言っておけば開店前に写真だけ撮らせてもらえることも)
・権利関係が発生しそうな場合や、撮影禁止エリアがありそうな場合(許可もらって撮れることもある)
・時間に余裕があるとき
・なんか色々謎なことが多いとき(疑問点聞いてから行ったほうが効率的)

 

事前に申し込まない場合も結構、多いです。

正直、行ってみないと分からない部分ってありますし、ありのままの姿を伝えるなら、自然に行ったほうがいいのかなぁと思うこともあります。広告じゃないですし。

 

事前に取材申し込みしちゃうと、例えばそこの味がイマイチでも紹介しないと気まずいというか・・・ちょっとシビアに見づらくないですか?

あと、家族で出かけるところを取りあげることも多いので、その場合、事前に取材申し込みすることはほとんどありません。

ホテルとかで、取材って名目で泊まって、「ちょっといい待遇」でおもてなしされちゃうと、逆に気まずい。
使用済みのオムツとか置いて行きにくいじゃないですか。あと、子供が何か破壊したりすると、もう目もあてられない・・・

 

次に、取材のアポを取る場合の方法。

メールや、ホームページのお問い合わせフォームや、電話でやっています。
電話しても、結局最終的には媒体名やURLを送る必要があるので、最初からメールでやっちゃった方が効率的かと思います。でもメールの場合、返信がすごく遅かったり、返信がもらえなかったりする場合があります。

 

私の場合は、忙しくなさそうな時間を狙って一本電話入れて、そのあとメールすることが多いです。

必要事項を伝えて日程を決めますが、たまに企画書の提出を求められることもあります。その場合は大人しく従います。。。(ちょっと面倒ですが、一度ひな形作っちゃうとラクです。)

 


そして当日を迎えて、実際の取材。

場所によりますが、案内してもらったり写真撮ったり。気になることがあれば聞いたり。
私あんまりテンション高くないですし結構事務的かもしれません。
オーナーさんと意気投合しちゃったよ☆みたいな話は一切ないです。色々話を引き出せる人の方が断然向いているとは思いますが、まあ、そんな私でも数年続いています。。

あとは記事をまとめて、校正入れたいって言われたら送って、直して入稿して終わりです。

 

ちなみに取材申し込みしない場合は、普通に自然体で楽しんで、行ったあと聞きたいことがあれば電話やメールで聞いたり、写真提供してもらったりします。そのときに媒体名や記事のイメージなども伝えます。

 

事前に取材申し込みをしとくと、ある程度時間は縛られますが、サービスしてくれたり、中身の濃い話が聞けたりするので、もう取りあげることを決めていて時間に余裕もあるなら、取材として申し込んじゃった方がいいと思ってます。

事前準備とか企画書とかの時間を取られることはありますが、その分、整理された情報が手に入るので、記事を書く時間は短くなるかも。まあ場所にもよるんですが。

 

あと最後に、記事化することに対して許可を得るかどうか。

対象の施設や場所、お店に許可を得るかでいえば、私の場合、これまで出た全部の記事に対してしっかり許可取ってるかといえばそんなことはないです。
特に初期は、ブログみたいなものだと思ってました。
そのへんの線引きは濁しておきます!

今で言えば、施設やお店を取りあげるときは、電話一本くらいは入れるようにしています。もしくは行ったときに軽く話して名刺置いていく。

ちょっと手間だなぁと思うことも正直あるんですが、実際、聞いてみたら掲載NGの場所もありますし、「この表現はしないでください」って指定が入ることもある。そして、「ネット上で勝手に書かれて困ってるんです」って話を聞くこともあります。ってことを考えると、やっぱり事前に話を聞くのは大事だなって思います。


こんな感じです。
やっていて思うのは、「トラベル」って範囲が広いなっていうこと。
お店も施設も自然物もありますし、相手の対応も、「まずは企画書を送っていただくことになります」ってカチっと言われることもあれば、「好きに来て書いちゃってください」ってざっくり終わることもある。 

取材の方多いんですよねー、って明らかに面倒そうにあしらわれることもあれば、超ウェルカムで私一人に対してガイドさん4人で取り囲まれたこともあります(群馬の某世界遺産・・・)

そんな過程も楽しみのひとつかと。


たぶん、やり方はそれぞれだと思いますので、私個人の一例として書いてます。

取材先を尊重することは何より大事だと思う一方で、尊重しすぎて出来上がった記事ってステマっぽいなと思うこともあり。

私の取り組み方も、今後続けていくうちに変わっていくのかもしれないと思います。

 

アクセスワード見てみたら、なんだか取材事情が知りたい方って多いのかな?と思ったので、書いてみた記事でした。