寄稿している「Travel.jpたびねす」は、わりと自由度が高くて、一記事にかける労力も思い入れも、まちまちです。
行ったその日に入稿しちゃう記事もあれば、色々調べたり取材したり書き直したりしながら作ることも・・・
で、今年一番一生懸命書いたのって実は、この記事です。
ダムの底へ沈む温泉街…川原湯温泉と八ッ場ダムの「いま」を訪ねて
力いれたんですけど、地味に終わってしまった感じで(ノД`)・゜・。
アクセスもあんまり集まらなかったです。。( ;∀;)
読まれたかった記事があんまり読まれなかったので、ブログ開設を機に蒸し返してみました!
力入れて書いた理由は、「多くの人にぜひ、現地に足を運んでほしい」って思った場所だったから。
それをいうとどこだって行ってほしいんですけど、なんか絶景スポットとかって、イマドキは写真でたくさん見れるだけに、行っても「そうそう、これこれ、見たやつ」「この構図で撮るとキレイな感じ」とか、ある程度想像できてしまう感じになりません?いや、たしかに感動はするんですけど、実際見ると。
八ッ場ダムの水没予定地は実際行ってみて、感じることが多い土地でした。
鄙びたいい感じの温泉地があって、渓谷に情緒豊かな赤い橋があって、昔からの共同浴場があって温泉の香りがして、人が住んでて。
共同浴場「王湯」
もう使われてない駅舎。後ろに見える橋が、八ッ場ダムの湖面にかかる橋です。
ダムが完成したら、ここらへん一帯は水底です。
温泉街の入口(出口?)
主観ですけど、
「ちょっと古い」ってダサく感じるけど、もっとずっと古くなると、かえって素敵に見える。水没予定地区の川原湯温泉街は、そんな温泉街でした。
水没予定地区の川原湯温泉街は、高台に移転してスタートを切っています。
ぴんぴんの新しい温泉街になっていて、きれいだけど、水没予定地区を惜しむ人が多いのは分かる気がする。
観光協会の方にお話お聞きしたんですが、「今後ここがどうなるか、私たちもわからないんですよ」っておっしゃってたのが印象的でした。
え、ここダムにぜんぶ沈むの?!本当に?っていう衝撃だとか、感じた罪深さみたいなものは、その地でしか味わえないものだなって思って。八ッ場ダム周辺を訪れるのは、「感じて考える」旅になるんじゃないかなーと思います。
水没地区に行かずとも、この周辺は決して広いエリアじゃないので、気軽に立ち寄ってみてほしいなと思います。
群馬に住んでいた2年で一番印象深かった場所でした。
それだけに、しっかり書ききれなくて残念・・・
こういう場所に足を運んでもらえるような記事を書けるのが、いいトラベルライターじゃないかなって個人的には思います。
数年でがらっと景色が変わる場所だと思うので、関東に住んでいる間は、たびたび寄ってみたいと思います。というか、純粋に八ッ場ダム必要と思ってる人なんていないと思うので、これこのまま完成するのか?と、ちょっと疑問だったりもします。
ちなみに、天下の名湯・草津温泉と近いです。草津に行く途中に寄るのがオススメです!