この夏に行ったお伊勢参りの際、はじめての御朱印をいただいてきました。伊勢神宮の御朱印はとってもシンプルですが、なぜだか「はじめて御朱印いただくのは思い出深いお伊勢さんで」って思っていて、この機会に。
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ブームつづく御朱印集め。
身近に集めている方も多いです。「ご本尊が身近にいらっしゃるようで幸せ♡」っていう方もいれば、朱印と墨書きの組み合わせをアートのように愛好する方もいて様々だなぁと思います。
私は神社仏閣めぐりは好きですが、これまで御朱印は集めてませんでした。が、昨年から今年にかけて御朱印に関わる書籍の制作をお手伝いする機会があり、興味が出てきまして「機会があるときにはいただいておこうかな」って思うようになりました。
というわけで、伊勢神宮の外宮にて御朱印帳を。内宮ではもう少し種類がありましたが、外宮ではこの一種類。
まぁ神社の御朱印てシンプルなものが多いと思いますが、そのなかでもお伊勢さんの御朱印はことのほかシンプル。ネットで見て知ってましたが、本当だ…!!
MYファースト御朱印、大切にしようと思います。
ところで、なぜ最初の御朱印を伊勢神宮にしようと思っていたかっていうと、我が家にとって伊勢神宮って何かと思い出深い場所だから。
2013年のことですが、夫・仕事で病む、私・二人目の子の流産、そして父のがん宣告、さらに縁もゆかりもない地へ転勤による引っ越し、それにより私は仕事を失う…と、色々重なって前向きになれない時期があったのです。そんなときに訪れたのが、当時式年遷宮で賑わっていた伊勢神宮。
きちんとした手順で参拝しようと二見興玉神社の浜参宮にはじまり外宮⇒内宮と回って、「伊勢神宮って日本一の神様でしょ?随一のパワースポットでしょ?これでダメなら神様なんて信用しない」って大変罰当りなことを考えながらオフェンシブな感じで参拝した記憶があります。神様相手に、なんて失礼かつ攻撃的だったんだろうw
でも、きれいに整えられた神域を歩き、重ねてきた年月を感じさせるご神木を見、毎日毎日繰り返される神事を見て、なんか自分が恥ずかしくなったというか。結局は毎日をきちんと重ねるしかないんだな…と当たり前のことを思いました。
神社もお寺も、何に心を打たれるかというと、こういう「絶えず守り整えていく人」の存在かもしれません。日々の積み重ねって偉大だ。
幸いにもその後、流れは上向きになりまして。元気に二人目の子も生まれて育っています。そして父も色々心配はあるもののぴんぴんしています。というわけで、家族でお礼参りだったのでした。
また、何かの節目で訪れるのだろうなぁと思います、お伊勢さん。
感謝を込めて。