さる11月のこと、家族で渋温泉に行ってきました。渋温泉といえば外湯めぐり!当時7歳の風呂好き娘と二人で巡り巡って「九湯めぐり」やってみたので(当時4歳の弟は有名どころだけ)、その記録をブログに残しておこうと思います。渋温泉は情緒があって、子連れでも動きやすいこじんまりした温泉街で、さらには子供が喜ぶ「九糖めぐり(スイーツ集め的な)」なるものもあって。大人も子供も楽しかったです~。
- 渋温泉の外湯めぐりシステム
- とりあえず共同浴場のマナーなど言い聞かせてみる
- 夕食前、夕食後、翌日朝で9湯めぐりを目指す
- 外湯めぐりをせずとも楽しい渋温泉の散策
- ちなみに「九糖めぐり」もあった
- そんなこんなで満願成就
渋温泉の外湯めぐりシステム
渋温泉て面白いシステムで、温泉街の旅館のどこかに宿泊すると9つの外湯を全て無料で利用できます(時間は6時~22時)。我が家が泊まったのは玉久という旅館だったのですが、各旅館でこんな鍵をもらえるのです。で、この鍵持っていたら地域の共同浴場に入れるというわけです。
※宿泊しない観光客が利用できる外湯もありますが、それは1つだけ。9番湯の「大湯」に10時~16時の間だけです。
それで面白いのが「九湯めぐって満願成就」という外湯めぐりのシステム?的な名物?があること。…チャレンジするにはこんな感じの手ぬぐいを買うのです(お土産屋さんや旅館に売ってる)。で、1つめぐるごとに手ぬぐいにスタンプをぺたんぺたんと押していく、と。
ぜんぶ巡り終えたら、温泉街の高台にある「渋高薬師」さんに参詣してまんなかのスタンプをばーんと押してもらえば満願成就!
コンプリート好き(ゲーマーなんで)の夫と、スタンプラリー好き(多動なんで)の娘を持つ我が家ホイホイな企画だなぁと思って、やってみることにしました。9回お風呂に入ること自体が「そんなに?」って感じかもですが、渋温泉って風情あって浴衣でからころ歩くだけでも楽しいですし、共同湯それぞれはこじんまりしていてさっと入って上がる感じなので、子連れでもけっこう簡単にできちゃうと思います。
とりあえず共同浴場のマナーなど言い聞かせてみる
子供からすると、そもそも「外湯って、共同浴場ってなに?」だと思うので、
・地域で昔から管理されているみんなで使うお風呂である
・地元の方が管理してくれているので「もらい湯」させてもらう感覚
・お邪魔している感覚を忘れずマナーよく使おうね
…というお話を事前にしました。きちんと挨拶して入る、きれいに使う、お水入れたいときは聞いてから…など、ちゃんとできるように、と。。
夕食前、夕食後、翌日朝で9湯めぐりを目指す
まあ子連れなのでできる範囲でゆるく…という感じでめぐりはじめたのですが、スタンプラリー形式になったとたん俄然張り切りだすのが子供というものでw 特に我が家の娘は無類の風呂好きで、温泉旅行に行ったら食前食後朝風呂3回は欠かしません。
というわけで、お宿にチェックインしたらまず食前に3つくらい巡るか、と。
渋温泉街はこじんまりとしていますので、9湯のうちどこかが特別遠いということもないです。ぶらぶら歩いて巡れる範囲。なのでお宿に近い場所からさくさく行きはじめましたが、とりあえず湯温が高すぎて無理…無理ー!!!ってなったのがニ番湯
大人でもひえーあつーい、という感じだったのでもう仕方ないよね…!と(そそくさと逃げた)九湯コンプリート速攻あきらめるの巻。
ここは三番湯。この建物がまたいいですよね。スタンプは建物の前においていて、そこで押します。
あとから聞いたのですが、こういう温泉地の外湯は湯量豊富で源泉温度も高いところが多いので「ものすんごく熱い」ことも多いらしく(…そういえばこれまで行った温泉地の共同浴場も、人の少ない時間に行くとすんごく熱かった)
夕食後くらいの時間になるとすでに何人か入っているので、人間的な温度になっていることが多いのだそうです。確かに夕食後に行ったところはどこも普通には入れました。
(子供にはちょっと熱いみたいで、温泉大好き娘でがんばってギリ入れる、という感じだったようですが)
ちなみに特に温泉好きでない息子は早々にアツ湯に心折れたらしくギブアップ。
なんかほんと名物をすみませんという感じですが、ただスタンプラリー的にめぐりつつ、有名どころをざくっと押さえて九番湯と、宿から近い六番湯など入ったようです。夫はもうちょっと入りたかったようですが、温泉めぐりは男女ペアなんで…ごめんね…。
外湯めぐりをせずとも楽しい渋温泉の散策
と、チェックイン直後で早々に「無理かも~」ってなっていた男子組と「やるぞー」と満願成就する気まんまんの女子組に分かれちゃったわけですが、渋温泉ってほんと昔ながらの風情が素敵で。特にTHE渋温泉なのは金具屋じゃないでしょうか。きれーい
苔ランプも。きれーい
ストイックに湯めぐりせずとも、渋温泉では夜にぶらぶら散策するのは必須だなぁと思います。あちこち風情があって、あたたかみのある光がほんときれい。こんなに下駄と浴衣の似合う温泉街ってないかもと思いました。
メイン通りだけじゃなくちょっと入った路地に温泉の配管がかけめぐっていたりもするので、カメラ好きの人は夢中になっちゃうと思います。
実際に九湯めぐりしてみて思ったのは、共同浴場の雰囲気に慣れるのもいい経験というか、湯の町の文化にちょっとだけお邪魔できるのはたぶん子供にとってもいい経験になったかなっていうこと。
ただうちのこ(娘)は終始ルンルンでしたが、共同浴場の雰囲気に慣れてない子(むすこ)は最初戸惑ってたので、相性は子供によるかもしれないですね。
といっても、温泉街に卓球台あったり、
温泉卵あったり、足湯あったり…、と、温泉街らしいものがコンパクトにきゅっとまとまってるので、
共同浴場めぐりをせずとも子連れで十分に楽しめると思います、渋温泉。
ちなみに「九糖めぐり」もあった
九湯めぐりとともに子供ゴコロをつかんでくれるなぁと思ったのが「九糖めぐり」。これもなかなか楽しくて!お土産屋さんでこんな感じの箱「いとをかし箱」を買い、
あちこちのお土産屋さんでおまんじゅうとかつめていく、というものです。
といってもそんなにチョイス豊富なわけじゃないので、まんじゅう&まんじゅう&まんじゅうみたいな事態にもなるのですがw 雑貨とか飴とかも集めつつ。
↑並べてみた
まんじゅうオンまんじゅうなのもご愛敬。買い集めてると、お店の方が「ここに入れる~?」みたいな感じでにこにこ入れてくれたりして子供たちもうれしそうでした。
おさるのおまんじゅう♪渋温泉あたりはスノーモンキーが有名で、そのへんにおさるを見かけたりも。かわいー
そんなこんなで満願成就
と、散策したり九糖めぐりしたりしているうちにわりとさくっとできてしまった満願成就。朝起きてまた3つほどめぐったあと、高台のお薬師さんのところへ
最後はここで。
ちょうど寒くなってきた11月に訪れたので、カランコロン歩きながらあったかい温泉入るの最高でした。
温泉っていっても温泉街の個性も泉質もいろいろですが、温泉好きの子とめぐるには渋温泉、とっても楽しくて印象に残っているところで。次に行くなら志賀高原で春スキー&渋温泉に二泊くらい、も良いなと妄想してます。
と、最近またブログ書くのが楽しくなってきて、かなり前のものを掘り出して書いてみました。
今年もどこか温泉にはいきたいなと思ってて…どこにしようかな。コロナもまだ気がかりなとこなので、車で行ける範囲でどこか、と思いつつ探し中です。